女性の50代ともなると子育ても一段落し、仕事も安定してきて悪く言うとマンネリ化しがちな年代ですね。
「だんだん自分らしさが失われていく感じ」
「毎日の単調な生活の繰り返しがこれからも続くと思うと憂鬱」
「家族や他人ばかりに気を使っている自分を癒して欲しい」
そんな日常の生活に紛れてしまうようなちょっとしたストレスで
「誰にもわかってもらえない」
「このままずっとこんな感じで歳をとっていくんだろうか」
などと思い悩んでいるうちに、「自分の生きがいとか存在って何だろう」なんて深い悩みに落ち込んでしまうこともあり得ますね。
自分では隠しているつもりでも、周囲の人は敏感に気付きますし、それを感じてますます自分を追い込むことになりかねません。
しかし毎日の生活の中でそれを解決することはまず難しいでしょう。
だったらいっそ、環境も気分も変えられる【一人旅】に出かけてはいかがですか。
SNSやスマートフォンの普及やライフスタイルの変化によって、「おひとりさま」が社会的にも好意的に認知され、観光業界でも「おひとりさま対応」の企画が多く登場することになったのです。
日常のあたりまえの生活で、ふとした瞬間「!」が「一人旅」を始めるタイミングかもしれませんよ。
「女性一人旅」をおススメする理由
1.「いつかしたいなぁ」は「いつまでもできない」
旅行には興味があるけど、
- 「子供のこと、介護のことがあってなかなか踏みだせない」
- 「仕事を休むと気まずい思いをしそうでなかなか休みが取れない」
- 「ご主人やお姑に気兼ねしてなかなか言い出せない」
など、自分に言い聞かせて旅行にいけない理由を作っていませんか?
あなたがストレスで心が疲れる前にリフレッシュするための方法だと思って一人旅をしてみるというのも大切なことだと思うんです。
元気なうちはいいけど、興味があっても体がついていかなかったり、何より気力がなくなってしまうかもしれない。
「足腰が丈夫なうちに」「思ったことを行動に移せる気力があるうちに」ということなんですね。
思い立ったらいつでも実行できるのが「一人旅」の良いところです。
自分のために「一人旅」に出かけるキッカケと理由をちゃんと作りましょう。
じゃないと戻ってきてから気まずい思いをしかねませんから。
2.ストレスフリーなのが【女性一人旅】の醍醐味です。
例えば仲がいいお友達と旅行に行くとしたら、「スケジュールの調整」とか「旅先や宿の選定」や「費用の問題」「食事のこと」などなど楽しみに行くのか、気を使いに行くのか分からなくなりますよね。
その点、一人旅なら、「いつ行く」のも「何処に行く」のも「旅先で何をする」のもすべてあなたが自由に決められます。
留守の間ことは気になるかもしれませんが、「その時間だけは全て自分のために使う」と割り切りましょう。
ただし旅先の私的なトラブルは自己責任になりえますので、その覚悟は必要です。
【女性一人旅】の醍醐味
- 自分だけの時間を持てること
- 誰にも気を遣わず、自分の予定で行動できる
- 新たな挑戦や出会いが刺激になる
- いつもとは違う空間で過ごすことができる
3.自分と向き合う大切な時間と空間
多くの50代の女性は、家事、育児、仕事、介護などで忙しく、自分の時間がほとんどないと思います。
まして自分のことは二の次で、周りばかりに気を遣う日常はだんだん自分を見失いがちではないでしょうか。
一人旅では、誰にも邪魔されず、自分の予定で行動することができるし、自分の知らないその土地の歴史や風景、地元の人々に触れあうことで、新たな自分を見つけられるものです。
「自分の価値ってなんだろう」「自分の興味のあることはこんなことだったんだ」「こんなことに刺激をもらえた」など、日常と違う空間で自分探しもできるし、なにより普段の自分へのちょっとしたご褒美になるんです。
4.割引が使える可能性が高い
シニア女性が旅をするメリットとして、旅行会社によってシニア世代を対象としたお得な割引や女性限定の価格を抑えたレディースプランなどが多数用意されています。
公共交通機関や、ホテル・旅館での宿泊などが割引になるため、他の世代に比べて安い価格で旅行を楽しめるし、旅行先の各施設でもシニア割引の恩恵を受けられるケースが多いです。
5.50代は【女性一人旅】にチャレンジする最後のキッカケかもしれないから
若いころと違って気の向いた時に週末の連休を利用して気軽に出かけると言うわけにはいかないし、体力的にも若いころと比べて無理がきかなくなっていることは実感していると思います。
この時期を逃したら、「一人旅はしょせん夢物語」の想いを残したまま後悔することになるかもしれません。
【女性一人旅】を経験するなら50代がもっとも充実した旅が楽しめるし、きつい言い方ですが最後のチャンスかもしれないからです。
「旅はこうじゃなきゃ」という思い込みをしないことが大切です。
せっかく旅行に出るなら有名な観光地は必ず見てまわって、その土地ならではの有名な食べ物を食べて、みんなにお土産を買わなきゃ、なんてそんな思い込みに囚われていませんか?
一人旅の目的は、誰にも気を遣わず、自分が一番楽しい事だけをするという事です。
自分が行きたい時に、自分の行きたい場所に行って、自分が食べたいものを食べる、自由に楽しめればいいと思うんです。
気力も体力も若いころと比べると驚くほど落ちているかもしれません。
時間を気にせず自分の体調や気分にあわせて旅行を満喫するために、観れなかったり、味わえなかったりしても損したなどと思わずきっぱり割り切りましょう。
「テーマ」を絞った女性一人旅がおススメです。
自分を癒すためや自分探しの大人の一人旅だから、今までの旅でなかなか出来なかったことにこだわって旅を満喫することがその醍醐味ですね。
ただ目的地に行って宿でゆったりして気分を入れ替えるという一人旅もありますが、あるテーマをもって一人旅を楽しむのが「大人の女性の一人旅」です。
「出かける前にしておくこと」と「持っていくべきものリスト」
出かける前に必ずしておくこと
家族や親しい友人には行き先とその連絡先、スケジュールなども分かりやすく伝えておくことが大事です。
また出かけている間なるべく家族に迷惑かけないように、ごはんやおかずを仕込んで、簡単にレンジや鍋で温め直すだけで食べられるものを準備し、ゴミ出しなど日々やることをこと細かにメモしたり、小ざっぱりと部屋を片付けてみるのもいいでしょう。
戻ってきたときに皆に優しく迎え入れてもらうように、そのための準備は大切です。
持っていくべきリスト9点
1.健康保険証(原本)
旅先で万が一具合が悪くなった時のために必ず保険証は忘れないことです。
保険証はコピーでも良いと勘違いをしている人がいますが、医療機関では原本が必要となりますので、旅行には原本を持参するようにしましょう。
健康保険証が無いと全額自己負担になってしまいますが、全額自己負担となった場合でも、後日、関係機関に申告することで、自己負担分以外の払い戻しを受けることができます。
2.常備薬とお薬手帳
毎日決まった薬を服用する習慣は変えないようにしましょう。
万が一診察するようになった時、お薬手帳があなたの状態を知る重要なアイテムになります。
3.携帯用充電器&バッテリー
出かける場所によってバッテリー切れで携帯が使えないのは問題です。
何処でも充電できることを考え充電器は携帯しましょう。また充電できないことを想定して、バッテリーも持っていければ安心ですね。
4.折り畳み傘
最近の天候は不規則で予想できない雨に打たれてしまうことがあります。身体を冷やすのはよくないので折りたたみの傘が必要です。日傘兼用のものがベストですね。
5.少し多めの現金
お住まいの街のお店ではほとんどキャッシュレスで会計が出来るからと安心して、旅行に出かけるとカードが使えなかったり、ATMが見つからないなんてこともありえます。
思っていたより多少多めの現金を分けて携帯すると安心して旅が楽しめます。
旅行時のトラブルに備える、旅行保険を付帯できるクレジットカード
6.マスク&携帯消毒用アルコール
マスクの着用が個人の判断になったからといって、まだまだコロナの心配がなくなったわけではなく、むしろコロナ感染が増えているという傾向があります。
人込みや移動の交通機関など出来ればマスクの着用と、こまめな消毒を心掛けたいですね。
出迎えてくれる家族や友人にうつさないためにも。
7.大判のショール
出かける場所によって急に天候が変わったり、冷房が効きすぎていてちょっと寒いと感じた時や、夜の街めぐりなど、羽織れば調節できるので便利です。時には荷物を詰めたり緩衝材の役目もしてくれますよ。
8.旅行用圧縮袋
9.お気に入りの文庫本
一人旅をしていると意外と時間を持て余すことがあります。
風光明媚な観光地でのちょっとした休憩時間、移動のバスの時間、お休み前のくつろぎタイムにお気に入りの文庫本をひろげて、あなただけの時間を満喫してはいかがでしょうか。
【女性一人旅】ビギナーにはツアーから始めるのがおすすめです。
旅行の専門家が企画したツアーをフルに利用しましょう。
- 「もう何年も旅行はしていない。」
- 「いつも仲のいい友だちと旅行している。」
- 「行ってみたいけど、ずっと一人だとわびしくなりそう」
- 「夜ご飯が一人で大丈夫か心配」
などと心配する「女性一人旅」のビギナーにはツアーをおススメします。
大手の信頼できるツアーなら
- 企画のバリエーションがいっぱいあるので、希望に沿った目的が実現できる
- もともと「ひとり旅」を楽しみたい人たちが参加しているので、お互いあまり干渉しない雰囲気で、居心地がいい
- 「ひとりだけど独りじゃない」のキャッチフレーズの通り、ひとりだけど皆がいる安心感がある
- 食事を同じ場所でとるから寂しくないし、意外と打ち解けやすい。
「思い立ったがはじめ時」。さあ、あなたも【女性一人旅】の一歩を踏みだしてみませんか。
まとめ
50代の女性は毎日、心身共に忙しいんです。
お子さんの事、ご主人の事、親の介護、お嫁さんのこと、孫の世話、職場の人間関係、毎日の家事、老後の事など・・・・・。
そして気付かないうちに少しづつストレスをため込んでいる可能性があります。
「ああっ、もう何にもしたくない!!」と抱え込む前に、自分のために時間を作って「一人旅」に出かけましょう。
そんな遠いところじゃなくていいんです。日帰りだっていいんです。
自分一人の時間と場所、自分を取り戻せる空間に50代の今だから【女性一人旅】に出かけましょう。
コメント